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はんだ付け基礎講座 WEB版

14 リード線の端子への半田付け

自作アンプや修理、あるいは電子工作なんかに絶対必要な技術で、これをマスターすれば半田の基本的なことがだいたいわかります。
また、日曜大工や家庭で使う半田付けなら、ほとんどこれでOKでしょう・・。
リード線を端子に半田付けするのは、半田付け自体はさほど難しくありません。 
しかし、そこに至るまでの前処理が重要になってきます。

では、手順を追って説明します。

1:リード線の被覆を剥く (約3cm) 

これが意外と難しい・・。 
銅線が束ねてあるリード線の芯線をオーディオマニアなら1本も切らないよう・・
また、傷つけないように剥くのですが、一般的な修理などなら1~2本切れても問題ありません。
(切れちゃった場合は、切断してやり直しますが、やりすぎると短くなってしまいます・・。)
リード線を剥くには、ワイヤーストリッパーやニッパ・ カッターなどを使いますが、私が慎重に剥く場合はカッターを使っています。 カッターの刃をリード線をU型に曲げたところにそっと当てて芯線に触れないように、樹脂の被覆を切り剥いてます。単芯の銅線の場合は、ツルリと剥けるので簡単です。

2:剥いた芯線をネジってまとめる

わたしは半分くらいまで剥いた(竹輪状の樹脂被覆が半分抜けた状態)所で、被覆を捻りながら抜くことによって捻っています。
こうすると芯線に手を触れずに済むので、手の油分が付きません。

3:半田付けする端子にリード芯線をカラゲル( 巻きつける)

これが重要です。 穴の空いた端子では、芯線を穴の中を通してから1周以上巻きつけます。(下図 参照)
巻き付け方も、端子と芯線が密着するようにきつく巻きます。(これだけで ちゃんと導通があるように)
ガタガタ動くようではダメです。ラジペンやピンセットを使ってしっかり巻きます。少々引っ張っても動かないようならOKです。

カラゲが緩むとリード線に熱が伝わらず、はんだの馴染みが悪くなったり、逆に時間が掛かりすぎてオーバーヒートする要因になります。はんだで電気的導通させるのではなく、端子と芯線の接触で導通させると考えてください。

4:半田付けします

テ先をでラグ端子と芯線の両方に的確に当て、両方に熱を十分に伝えます。
熱を伝えるためのはんだ(犠牲のはんだ)を最初にコテ先と母材が触れるところに供給すると、接触面積が増え、効率よく熱を伝えることができます。

糸はんだは、母剤の温度が上がったら、どんどん送り込んでいかないと母材の温度が上昇していきますので、芯線が酸化したり、フラックスが焼けたりといった不具合のもとになります。
充分に熱くなった母材は糸半田が触れると、表面張力によりすいーっと半田を吸い込んでいきます。端子の穴がふさがる程度の量の半田を供給します。
ただし、芯線の形状がわかる量で止めねばなりません。糸半田の供給を止めてからも、半田が端子に馴染んでいくのを観察し続けます。
綺麗にフィレットが形成された時点で、半田コテを離脱します。

5:半田が固まるまでは動かしてはいけません

せっかく上手に半田付けできていても、凝固の最中に応力が加わると、クラックが入って半田付け不良になってしまいます。

以上で完了です。 

イメージ

2本のリードを一緒にカラゲタ図芯線のはみ出しは、ニッパで切断します。
(ショートの原因となります)

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